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アニメやゲームの世界観を精彩にする仕事

CGデザイナー

株式会社ポリゴン・ピクチュアズ ビジュアライゼーション部 E&Mグループ モーショングラフィックスチーム UI/モーショングラフィックスデザイナー
桑原 竜也さん

リアルなグラフィックで感情を動かしたい!

アニメやSF映画・ゲームに登場する、パソコンなどのモニターに表示されるUI(ユーザーインターフェイス)を制作しています。他にもホログラムや作品の世界を抽象的に表現した映像などを制作することもあります。作品に合わせたグラフィックをデザインして動かす、デザインのセンスとCG制作の知識が求められる仕事です。

  • #コツコツと達成する
  • #ものをつくる、表現する
  • #能力・技術を生かす
  • #美しいものを作り出す・追及する

今している
仕事について

―どんな仕事?

アニメや映画の世界観に合ったCGをつくる仕事

僕は主に映像作品の中に登場するUIをCGで制作しています。実在しないものであっても「人が操作しやすいか」というリアルさや、「カッコイイか」「観る人がわかりやすいか」といったことにこだわって作っています。まずは監督からストーリーや表現方法・演出について聞き、作品の世界観に合わせてUIを制作していきます。その他、ゲームのオープニング映像演出やアニメのエンディング制作、ライブの背景映像などを作ることもあります。どの制作においても全体の構成やコンセプトから適切な映像をイメージして作り上げていきます。

―仕事をするうえで大切にしていることは?

手間のかかる作業ほど初心にかえって丁寧にやること

CGデザイナーの仕事は絵を描くのとはまったく手順が違って、手間のかかる単純作業を何度も繰り返しおこなわなければいけないこともあります。しかしそういう時ほど「面倒だな」とは思わずに、ひとつひとつ丁寧にこだわって作ることで視聴者の方に喜んでもらえる良いものができると思っています。「面倒だな」と思いながらした仕事は必ず人に伝わってしまいます。どんなに面倒な作業でも「初めて担当した時は楽しかったはず」と初心にかえり、新鮮な気持ちでやるようにしていますね。

―仕事のなかで喜びを感じることは?

視聴者からの「カッコいい!」の声が最大の喜び

入社4年目に『BLAME!』という作品に携わった時に、初めてゼロからUIデザインを担当させてもらい、大きな達成感がありました。「ポリゴン・ピクチュアズが作るUIが好き」「UIがとてもカッコよかった!」という声も多く、とても嬉しかったですね。また、あるセミナーで『BLAME!』のモーショングラフィックスについての講義をしたのですが、その時に作品のファンの方から声をかけていただいて、直接感想を聞くことができたのも大きな励みとなっています。それまで以上にファンの方が喜んでくれる作品作りを意識するようになりましたね。

―仕事をするうえで意識していることは?

センスを身に付けるため、多くの作品に触れること

CGデザイナーの中でも僕の分野は特にセンスが求められる仕事です。しかしセンスというのはひとりで考えていても身に付くものではありません。様々な作品に触れ、多くの作品を観ることで磨かれるものだと思っています。僕は以前ダンスの専門学校に通っていたのですが、多くのダンスミュージックを聴き、他のダンサーの演技・構成や振付を観たりすることで、徐々にどうすればかっこよくなるかがわかるようになりました。CGデザイナーの仕事も同じで、できるだけ多くの作品に触れながら自分なりのセンスを磨くことを意識しています。

凍った湖の上に作られる村「しかりべつ湖コタン」。その中に雪と氷で建てられたバーがあって、氷のグラスでお酒を飲む。幻想的な空間で日常を体験する非日常があった。

外食でどこに行くか迷ったら最終的にいつもお肉に行きつく。おしゃれなバルから煙モクモクの焼肉まで、自宅では味わえないお肉料理を堪能して自分への活力に。でもお魚も好き。

それ単体で魅力的なものでも、繰り返して並ぶことでさらに魅力が増す。「繰り返し」は美しく、デザインする時によく意識する部分。気に入ったものを買うとき、複数買いがおすすめ。

アニメを見た視聴者の方から「あのUIがカッコよかった!」という声を聞くとさらにやる気が出ます!

先輩の
進路ヒストリー

―今の仕事につながるきっかけは?

自分がワクワクする仕事で、人の感情を揺さぶるものを創造したい

高校時代はダンスをしていました。友人とチームを組んで一緒にダンスをするのが楽しかったことと、クリエイティブな仕事で人の感情を揺さぶるものを創造したいという思いから、卒業後はそのままダンサーを目指しました。しかしメンバーの就職を機にチームが解散。チームでのダンスが楽しくて好きだったため1人でダンスを続けることができず、自分も新しい道を模索することにしました。ただ、ダンス一筋でやってきたため手に職もなく明確な目標が持てずに悩んでいました。そんな時『トランスフォーマー』の実写映画を見て、「CGでこんなにも迫力のある映像が作れるんだ」と感動したのです。元からCGに興味があったわけではないのですが、自分もすごい映像を作り自分が『トランスフォーマー』を観た時に受けた衝撃や感動を人に与えたいと思い、CG制作の道に進もうと決めました。「人の感情を揺さぶるものを創造したい」という思いはダンスもCG制作も共通していましたね。

先輩のいままで年表

高校2年生

学園祭でダンスを踊った時にダンスの面白さと奥深さに目覚める。その後友人がダンスの専門学校へ進学すると聞いて、自分もダンスを極めたい、と進路を決めた。

20歳

専門学校卒業後、友人とのチームで活動する傍ら、個人でもイベントでのショーケース(発表会)やインストラクターなどでダンサーとしての活動の場を広げる。

25歳

ダンスの専門学校を卒業後、仲間と組んでいたダンスチームが解散。進路に悩んでいた時に偶然見た『トランスフォーマー』の実写映画を見てCG制作に興味を持つ。

26歳

CG制作の1年制専門学校を卒業後、就活で応募したポリゴン・ピクチュアズから「入社したらアニメ『トランスフォーマー プライム』のCG制作に携わってほしい」と言われ運命を感じる。

先輩が大切にしてきた価値観は?

その時に「自分がワクワクする」と感じたことに対して一生懸命努力をすることで道が開けます!

未来につながる
先輩からのヒント

―仕事を通してこれから叶えたい・考えていきたいことは?

作品の一部分から作品全体のCG制作に関わるようになるには?

今後はCGデザイナーに指示を出す立場のディレクター業務にもチャレンジしてみたいと思っています。ディレクター業務は、演出やグラフィックの監修などゼロから生み出さなければならないものも多く、その作品のスタイル、根幹となる部分を作るので責任も大きいです。これまでは1人で作業をすることが多かったのですが、これからは自分の考えやこれまで得てきたものを人に伝え、協力して作品を作ることにも挑戦していきたいです。

―その目標を実現する上での課題は?

自信は持ちつつも自分の作品に満足しすぎないバランスを目指す

他のCGデザイナーに指示を出したり、自分のノウハウを伝えたりする立場を目指すには、自分の作品に納得できていなければいけません。現状では100%満足できておらず「もっとできたのでは」と思うこともあります。なので、これからもっとスキルアップしていきたいですね。とはいえ完全に自分の作品に満足してしまうとそこから進歩がなくなるので、そのバランスのとり方にも気を付けていきたいです。

先輩から高校一年生への
アドバイス

不安を感じる時こそ
自分が成長するチャンスだと
前向きにとらえて!

僕もそうでしたが、先が見えなくて不安を感じることがあります。でも不安になるのは今の自分に納得していない証拠で、成長するためのチャンスでもあります。捉え方を変えることできっと新しい扉が開きますよ!

この仕事人と関わりが深い 学問 は …「 デザイン 」

「 デザイン 」の文理度合い

  • 理系
  • 文系

※仕事にはさまざまな学問の知識がかかわりますが、その中で代表的な学問を表示しています。